クリニックモール

テナントビル経営をお考えの方に< スケルトンのクリニックモール >



スケルトンとは、骨組みのことです。スケルトン建築では、入居テナントが内装工事をおこないます。クリニック内装は、科目やドクターの診療方針によって間取りや仕上げ、設備などが大きくかわります。先駆的な診療を目指すドクターには、スケルトンは、解体撤去の手間がなく自由度の高い設計できるメリットがあり、診療現場のイメージを持っていただきやすくなります。建築主にとっては、テナント(クリニック)が内装工事をおこなうことで、最小限のコストで最大限の投資効果を得ることができます。テナントとしてのクリニックは、他の施設にくらべ入居申し込みから入居まで時間がかかる場合がありますが、時代に左右されにくく、長期安定した賃貸経営が見込めます。クリニックモールは地域の安心が増す地域貢献型建築です。

クリニックモール5の企画ポイント

1:地域特性調査

一定距離内に人口がどれくらいか?競合クリニックがどれくらいあるか?などを調査する※診療圏調査圏とは別の観点で弊社独自に地域特性調査をおこないます。弊社独自に地域特性調査で重視するは、<地域の人にどれだけ認識しやすいか>・<地域の人が通いやすいか>・<ドクターが開業したいと思える地域か>です。

2:診療科目と建築と収支

クリニックモール企画の重要な要素は収支(建設費と賃料のバランス)です。クリニックは診療科目によって最低限必要面積があり、診療所管理上ワンフロアが望ましいことから、建築面積は非常に重要です。また、積載荷重や天井高さの問題からMRIなどの高度医療機器を導入するクリニックは入居できないこともあります。面積・荷重・高さは建築費に関わる重大な要素です。企画時の診療科目の想定は重要です。

3:クリニックと調剤薬局

クリニック院内で薬を出すためには、仕入れ管理や専用薬品庫での保管管理が必要になりクリニックの負担が増えます。調剤薬局が同じビル内にあることでクリニックの負担が減ることからクリニックの入居率が高まります。また調剤薬局が入居することで賃料の安定化も計れます。ただし、医薬分業の観点からさまざまな制約があり、ハード面でも調剤薬局の位置、出入口の位置など注意する点が多くあります。

4:クリニックの内装設計・設備設計

クリニックには、受付、診察室、処置室、検査室、手術室、X線室、物療室、リカバリー室、相談室、待合い、トイレ(検尿トイレ、身障者トイレ)、院長室、スタッフルーム等さまざまな所要室があり、診療科目により独特な導線を求められます。建築は、それぞれの所要室に必要な量の採光・排煙・電気(照明、空調、医療機器)・給気・排気・給水・排水を供給しなければなりません。また、アフターコロナを見据えた外部からの導線や非接触扉も重要です。

5:確認申請

スケルトンで設計すると天井高さが高くなり排煙面積が非常に不利になり排煙開口(窓等)が多く必要です、条例等で自転車置き場などの台数が決まっている地域などでクリニック用途の場合外構面積が非常に多く必要になったりします。福祉の街づくりのチェックの観点からまったくのスケルトンでは確認申請を受け付けないところもあります。地域における確認申請上の問題も調べる必要があり、確認申請上どこまでスケルトンにするかの検討が必要になります。